11、涙の卒業式・・・
2001年8月27日 12月になって、私は進路変更をした。それまで普通の高校を選んでいた。家からも近くて、そんな普通の高校でいいと思っていたんだけど。。。
夢を思い出したんだ。私・・・保母さんに、なりたかったんだって。それに近道になるか、分からないけど・・・福祉コースのある高校を見つける。毎年、倍率が2倍以上になる高校。だけど、挑戦したかった。
天皇誕生日の日。塾で猛勉強をしていた私。この日、LUNA SEAが横浜でライブをしてるって立ち読みした雑誌で読んでいた。月が大きな満月だった。塾帰り、自転車を引いて、月を見ながら歩いて帰った。寒かった・・・だけど、心の中に、ゆとりが生まれた気がした。
塾の先生は、大丈夫だと言ってくれた。だけど、中学の先生は、無理だと言った。でも、私は怯まなかった。この高校だって思ったから。
そして年が明け、勉強もラストスパートかけ、まず推薦で受ける・・・が結果はダメだった。また、怯まずに、一般に勝負を掛ける。
そんな一般試験前日、担任の先生に呼び出される。
『これ、読んでおいてね』
と、手渡されたのは、私立の二次試験のある高校の一覧だった。
どういう意味・・・? まだ結果も出てないのに、そんな・・・そんな・・・って気持ちになった。私は、破り捨てた。
結果、見事、合格だった! 嬉しかった。泣き出していた。
そして・・・卒業式。この日に私は告白するって決めていた。だけど・・・当日、卒業式で涙が、いっぱいでて・・・もう苦しい気持ちや・・・辛い気持ちとか、いっぱい交錯してた。答辞を読むYくん。Yくんの声が・・・胸で、いっぱいになる。
式後、私はYくんを探してた。いつもは、ポニーテールの髪を、おさげにしてた私。少しは、自分の中で「変わらなきゃ」って思いがあったんだと思う。友達のRちゃんが私のトコに来た。
『愛ちゃ〜〜ん!!! Yくん、いたよ!!早く!! 帰っちゃうよ!!』
Yくんは、もう校門を通り過ぎて友達と歩いていた。Rちゃんが、
『Yく〜〜〜ん!!!!』
と、声を掛けた。まだ心の準備も出来てないのに・・・しかも後ろにはOちゃんや、Tちゃん、Sちゃんや他の友達が集結してる!!!
R『Yくん、あのね。愛ちゃんのコト、知ってるよね?』
Y『あぁ・・・知ってるけど。』
R『愛ちゃんが話しあるから聞いてあげて!』
と、言って・・・Rちゃんは、Yくんの友達や、後ろに来てた友達を少し遠ざける。
小さな沈黙が続く。
Yくんは、とても困ってる顔をしてる。
「あ・・・あの・・・。」
私は沈黙を破る。
『何?』
「答辞・・・すごく良かったです。」
『ありがとう。』
「あのね・・・1年の時さ・・・」
『もっと大きな声で早く言ってくれないかな?』
「う・・・うん。私・・・1年の時からね・・・Yくんの事、ずっと見てました。」
『・・・・・・。』
「好きです。」
私は、そう言って顔を手で隠す。体が今にも倒れそうなくらい、心臓が強くドキドキしてた。
『・・・ごめん。誰とも付き合えないんだ。』
「じゃ・・・じゃあ・・・友達として忘れないで」
『あぁ。分かったよ。忘れない。』
初恋は実らない。本当に、そうだった。しばらく、私は動けなかった。だけど・・・その直後に他のクラスの男の子から告白された。全然顔も知らない人だったから、それに失恋したばかりだったから・・・何も考えられなくって、断った。
まさか、その告白してきた男の子と、また、再会する事になるとは・・・
夢を思い出したんだ。私・・・保母さんに、なりたかったんだって。それに近道になるか、分からないけど・・・福祉コースのある高校を見つける。毎年、倍率が2倍以上になる高校。だけど、挑戦したかった。
天皇誕生日の日。塾で猛勉強をしていた私。この日、LUNA SEAが横浜でライブをしてるって立ち読みした雑誌で読んでいた。月が大きな満月だった。塾帰り、自転車を引いて、月を見ながら歩いて帰った。寒かった・・・だけど、心の中に、ゆとりが生まれた気がした。
塾の先生は、大丈夫だと言ってくれた。だけど、中学の先生は、無理だと言った。でも、私は怯まなかった。この高校だって思ったから。
そして年が明け、勉強もラストスパートかけ、まず推薦で受ける・・・が結果はダメだった。また、怯まずに、一般に勝負を掛ける。
そんな一般試験前日、担任の先生に呼び出される。
『これ、読んでおいてね』
と、手渡されたのは、私立の二次試験のある高校の一覧だった。
どういう意味・・・? まだ結果も出てないのに、そんな・・・そんな・・・って気持ちになった。私は、破り捨てた。
結果、見事、合格だった! 嬉しかった。泣き出していた。
そして・・・卒業式。この日に私は告白するって決めていた。だけど・・・当日、卒業式で涙が、いっぱいでて・・・もう苦しい気持ちや・・・辛い気持ちとか、いっぱい交錯してた。答辞を読むYくん。Yくんの声が・・・胸で、いっぱいになる。
式後、私はYくんを探してた。いつもは、ポニーテールの髪を、おさげにしてた私。少しは、自分の中で「変わらなきゃ」って思いがあったんだと思う。友達のRちゃんが私のトコに来た。
『愛ちゃ〜〜ん!!! Yくん、いたよ!!早く!! 帰っちゃうよ!!』
Yくんは、もう校門を通り過ぎて友達と歩いていた。Rちゃんが、
『Yく〜〜〜ん!!!!』
と、声を掛けた。まだ心の準備も出来てないのに・・・しかも後ろにはOちゃんや、Tちゃん、Sちゃんや他の友達が集結してる!!!
R『Yくん、あのね。愛ちゃんのコト、知ってるよね?』
Y『あぁ・・・知ってるけど。』
R『愛ちゃんが話しあるから聞いてあげて!』
と、言って・・・Rちゃんは、Yくんの友達や、後ろに来てた友達を少し遠ざける。
小さな沈黙が続く。
Yくんは、とても困ってる顔をしてる。
「あ・・・あの・・・。」
私は沈黙を破る。
『何?』
「答辞・・・すごく良かったです。」
『ありがとう。』
「あのね・・・1年の時さ・・・」
『もっと大きな声で早く言ってくれないかな?』
「う・・・うん。私・・・1年の時からね・・・Yくんの事、ずっと見てました。」
『・・・・・・。』
「好きです。」
私は、そう言って顔を手で隠す。体が今にも倒れそうなくらい、心臓が強くドキドキしてた。
『・・・ごめん。誰とも付き合えないんだ。』
「じゃ・・・じゃあ・・・友達として忘れないで」
『あぁ。分かったよ。忘れない。』
初恋は実らない。本当に、そうだった。しばらく、私は動けなかった。だけど・・・その直後に他のクラスの男の子から告白された。全然顔も知らない人だったから、それに失恋したばかりだったから・・・何も考えられなくって、断った。
まさか、その告白してきた男の子と、また、再会する事になるとは・・・
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