私は、そうして自分の気持ちを押さえてるのがつらくなって・・・高2の夏、バイトを辞めた。

 ホントは、一緒にいたかった。でも、好きになっても辛くなっていって・・・精神的にボロボロだった。好きになんて・・・もう、ならない。誰も信じられない。

 LUNA SEAの「UP TO YOU」が部屋のCDラジカセから流れ出した。。
「夢を見続けて 走り続けた」
「雨に打たれても 夢が滲んでも
 明日を信じて この手は離さない」

 涙が止まらなかった・・・どうしても、止められなかった。もう・・・好きになれないかもしれない。そこまで落ち込んだ。もし、あの時・・・私も好きだって言ったら・・・何かが変わっていたのかもしれない。

 そういう思いから立ち直ったのは・・・私が17歳になって、1日が過ぎた日だった。

 LUNA SEAのJ君がラジオのDJをしていたのだ。NACK 5で、結構聴いていた。その日は何気にカセットテープに録音をしていた。J君がセレクションしてカッコイイ音楽を流してくれるので、それを録音したかったのと・・・J君の声も録音したかったのだ。

 その日は夜、台風の影響で、雷まじりの大雨だった。J君は25時〜27時生放送でラジオを進めていた。たまに雷のせいで、音声が弱くなったりしてしまったけど・・・

「え〜続いての質問は・・・東京都練馬区の・・・○○愛さん。本名で呼んでくださいって書いてありますけど。」

 !!!!!!!

 私だった。そういえば、ラジオに手紙を出したのだ。

 質問がROCKしてない内容だったけど、丁寧に答えてくれたJ君。J君の声から、私の名前が出たのが嬉しくって・・・涙が止まらなかった。そのテープは何よりも宝物になった。

 そうして・・・SHINING BRIGHTLYツアーの最終クリスマスライブのチケットが取れたのだった。私は、そうしてますますJ君にのめりこんでいった。

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