それから私は、イグチくんと電話で話すようになる。結構、話題が合って・・・音楽の話とかも。でも、好きって感覚もなく。

『俺さ〜B’z好きなの。今度会ったら、カラオケ行こうな?』
「あはは〜。私はLUNA SEA好きなの。ライバルだね。」

とか、ホント友達として仲良くしてた。

 そんな時タカトくんから電話があったのだ。

「どうしたの? 何かあったの?」
『Sに言われた・・・。もう会いたくないって。』
「なんで?」
『俺さ・・・別に好きって言ったけど付き合いたいとは言ってないのね。友達としての好きって感覚だったのに「もうメールしないで」って・・・』

 イグチくんからも同じような電話があった。
『タカトを助けてやって欲しい。』

 とりあえず3人で会う。その時に知ったのだ。タカトくんもイグチくんも、まだ経験ないって。私もないって言ったけど・・・別にそういうのが目的じゃなくって同じように友達としていたかっただけなのにって。でも、私は戸惑ったのだ。タカトくんから告白された。でも、私には今、好きな人なんて必要無かった。断った。。

 それから2人とも連絡が途絶え・・・Sちゃんは、また違う人を好きになっていた。私は、イヤだった。好きなら好きって言えばいいのに・・・。そういう風に思うようになった。私なら言える。自分に自信ないから言えないっていうSちゃんに私は・・・
「自分に自信つくのは、いつ? そんなことで先延ばしにしてたら、おばあさんになっちゃうよ?いいの?」

 私なら言う。きっと言う。好きなら好きって。だって、Sちゃんの話を聞いてるとロクに話もしないで、彼女いるのかな? どこに住んでるのかな?って・・・自分で聞かなきゃいけないことを私に言った。

 もう、この時点でSちゃんとは友達でいるのは辛かった。中学の時の友達・・・Oちゃんとも似たようなことで喧嘩をして絶交されてしまったし・・・

 もう・・・私は何も考えられなかった。自分のことでも精一杯なのに・・・人のことなんて・・・どうでもいいと思ってた。

 そして・・・18歳を迎えた頃・・・私に春が訪れた。ずっと相談をしていたお兄さん。そのお兄さんに告白されたのだ。私は、恋愛として好きとは思ってなかったケド・・・こういう人ならいいと思ってOKをした。

 エイスケさん。北海道出身の22歳で、身長184cmもある人だった。でも、実際には2ヶ月足らずで別れた。束縛と、昔の彼女と会ったという事実を隠されてたから。私は悲しかった。。。

 お兄ちゃんみたいな人だったけど・・・好きになれるかもって思ってたときのことだったから。

 私の心には何も届かなかったのかもしれない。誰かの小さな願い・・・その願いを星に込めて・・・私の願いになった・・・
シ・ア・ワ・セ ニ ナ・リ・タ・イ

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