じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年2月26日3、伝えられない。
授業が始まった。数学の先生は、また豊田先生だった。この先生の授業は雑談が多い。だけど、私は数学が嫌いじゃなかった。他の皆が嫌いなものを好きな気がして、疎外感も少しあった。
とんとん。
後ろの子が私の背中を叩く。
「佐藤さんにまわして」と、書かれた手紙のようなものが回って来た。
私は、こういうのが苦手。授業中なのにって思う。
「うわぁん。。やだよぉ。。。」
次の授業は体育だ。運動音痴な私にとって、一番、嫌な時間。
「未来、体育嫌いなの?」
若葉ちゃんが問う。
「ん。。嫌い。」
「未来はね、小学生の時から嫌いだったよねー。」
と、明日香ちゃんは付け足す。
すると。
前方から、1、2組の男のコが来る。そっか・・・前の体育の授業は、1、2組なんだと思っていた。
―高野くん!!
高野くんが、歩いて、こっちに来た。バレーボール部で有名な・・・清水くんと一緒にいる。どうしたらいいんだろう・・・。
「望〜〜!!!!」
―よ・・洋子さん。
私の胸の中で、ガラスが割れるような痛みがはしった。
私には、知らない人と話してる高野くんには声が掛けられない。1年の時だって、半分以上は、高野くんが声を掛けてくれたし・・・洋子さんのようになりたい。。
「未来? 行くよ。」
若葉ちゃんが私の手を引っ張る。
体育の授業は辛かった。いきなり1000m走らされたりした。全然、体力無いもん。。ずっと、息切れしっぱなし。
でも、若葉ちゃんは、陸上部なだけあって、走り方がキレイだった。でも長距離ランナーじゃないらしいんだけど。。
私には、何があるんだろう。
私には、何を磨けばいいんだろう。
こんなんじゃ、きっと・・・
ずっと・・・
初恋は、実らない。
授業が始まった。数学の先生は、また豊田先生だった。この先生の授業は雑談が多い。だけど、私は数学が嫌いじゃなかった。他の皆が嫌いなものを好きな気がして、疎外感も少しあった。
とんとん。
後ろの子が私の背中を叩く。
「佐藤さんにまわして」と、書かれた手紙のようなものが回って来た。
私は、こういうのが苦手。授業中なのにって思う。
「うわぁん。。やだよぉ。。。」
次の授業は体育だ。運動音痴な私にとって、一番、嫌な時間。
「未来、体育嫌いなの?」
若葉ちゃんが問う。
「ん。。嫌い。」
「未来はね、小学生の時から嫌いだったよねー。」
と、明日香ちゃんは付け足す。
すると。
前方から、1、2組の男のコが来る。そっか・・・前の体育の授業は、1、2組なんだと思っていた。
―高野くん!!
高野くんが、歩いて、こっちに来た。バレーボール部で有名な・・・清水くんと一緒にいる。どうしたらいいんだろう・・・。
「望〜〜!!!!」
―よ・・洋子さん。
私の胸の中で、ガラスが割れるような痛みがはしった。
私には、知らない人と話してる高野くんには声が掛けられない。1年の時だって、半分以上は、高野くんが声を掛けてくれたし・・・洋子さんのようになりたい。。
「未来? 行くよ。」
若葉ちゃんが私の手を引っ張る。
体育の授業は辛かった。いきなり1000m走らされたりした。全然、体力無いもん。。ずっと、息切れしっぱなし。
でも、若葉ちゃんは、陸上部なだけあって、走り方がキレイだった。でも長距離ランナーじゃないらしいんだけど。。
私には、何があるんだろう。
私には、何を磨けばいいんだろう。
こんなんじゃ、きっと・・・
ずっと・・・
初恋は、実らない。
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