じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年3月3日6、2つの思い。
「あのね・・・私と、幸子ね、今、好きな人が同じ人なの。それで、二人に協力してもらおうなんて思えなくて、黙っていようと思ったんだけど・・・その相手は言わなきゃと思ってたの」
明日香ちゃんは、真剣な顔をして続ける。
「その人って、2組にいるの。」
―ドキン!
私の中で、ビックリした。まさか・・・ね。2人も高野くんを好きだなんて思えないし。。
「今、そこの廊下で話してる人なの。」
と、言って、明日香ちゃんが言う場所を見ると、高野くんと清水くんがいた。
「清水隆之。その人なの。」
小さな声で言う。
清水くん・・・確か、1年の時、明日香ちゃんと一緒に美化委員してたっけ。それで、うちの学年で一番背が高くて、バレーボール部で、すごい活躍をしてる人だ。
「だからヨロシクね。幸子は、見てるだけでも良いって言ってるけど、私は、見てるだけなんて嫌だから。」
と、言って、明日香ちゃんは、歩き出す。そして、清水くんに声を掛けた。
すると、高野くんと話していた、清水くんは明日香ちゃんとの話しをしてて・・・身を引いた高野くんが私の方に来る。
「椎名、そんなとこで何やってるの?」
「な・・なんでもないっ!!」
「もう教科書とか忘れるなよな」
コツン
高野くんが私の頭を軽く、小突く。しゅわしゅわと熱くなるホッペ。ドキドキが止まらない心臓。
だけど、嫌な視線を感じた。
洋子さんが私を睨んでいた。私は、一瞬にして凍りついた。
「未来。洋子が睨んでるよ。逃げよ。」
さっちゃんは、知らないうちに明日香ちゃんの隣にいた。私の近くにいたのは若葉ちゃんだけ。若葉ちゃんが私の袖を引っ張る。
「う・・うん。」
怖い。
何か嫌な予感がする。
小さな休み時間。廊下で話す生徒の声が大きく響いてるのに、私の耳には、届かないくらいに、恐怖感が私を覆った。
「あのね・・・私と、幸子ね、今、好きな人が同じ人なの。それで、二人に協力してもらおうなんて思えなくて、黙っていようと思ったんだけど・・・その相手は言わなきゃと思ってたの」
明日香ちゃんは、真剣な顔をして続ける。
「その人って、2組にいるの。」
―ドキン!
私の中で、ビックリした。まさか・・・ね。2人も高野くんを好きだなんて思えないし。。
「今、そこの廊下で話してる人なの。」
と、言って、明日香ちゃんが言う場所を見ると、高野くんと清水くんがいた。
「清水隆之。その人なの。」
小さな声で言う。
清水くん・・・確か、1年の時、明日香ちゃんと一緒に美化委員してたっけ。それで、うちの学年で一番背が高くて、バレーボール部で、すごい活躍をしてる人だ。
「だからヨロシクね。幸子は、見てるだけでも良いって言ってるけど、私は、見てるだけなんて嫌だから。」
と、言って、明日香ちゃんは、歩き出す。そして、清水くんに声を掛けた。
すると、高野くんと話していた、清水くんは明日香ちゃんとの話しをしてて・・・身を引いた高野くんが私の方に来る。
「椎名、そんなとこで何やってるの?」
「な・・なんでもないっ!!」
「もう教科書とか忘れるなよな」
コツン
高野くんが私の頭を軽く、小突く。しゅわしゅわと熱くなるホッペ。ドキドキが止まらない心臓。
だけど、嫌な視線を感じた。
洋子さんが私を睨んでいた。私は、一瞬にして凍りついた。
「未来。洋子が睨んでるよ。逃げよ。」
さっちゃんは、知らないうちに明日香ちゃんの隣にいた。私の近くにいたのは若葉ちゃんだけ。若葉ちゃんが私の袖を引っ張る。
「う・・うん。」
怖い。
何か嫌な予感がする。
小さな休み時間。廊下で話す生徒の声が大きく響いてるのに、私の耳には、届かないくらいに、恐怖感が私を覆った。
コメント