じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年3月5日7、若葉の告白。
それからというものの、私は洋子さんに無視されるようになった。しかも、洋子さんの友達とかにも。はっきり言って確信したのだった。
洋子さんは、高野くんが好き。私のライバルなんだ。って。
明日香ちゃんや、さっちゃんは相変わらず、清水くんに会いに行ったりしてる。私と、若葉ちゃんは急速に仲良くなっていった。
「未来に今日、聞いて欲しいことあるの。」
休日、家に若葉ちゃんから電話が掛かってきた。急いで校門の前に行くと、私服の若葉ちゃんが待っていた。
「聞いて欲しいことって・・何?」
春風の吹く公園のベンチで私達は会話を始める。
「あのさ・・・この前の明日香の告白聞いてさ、なんか凄いなって思ったのね。」
「うん。」
「未来もいるんでしょ? 好きな人。」
「・・・うん。」
「私、なんとなくだけど分かっちゃったよ。2組の高野でしょ?」
「・・・。」
私は、躊躇った。気付かれてたって言うことに対して。まだ友達になって1週間の若葉ちゃんは気付いた。でも・・・
「うん、そうだよ。」
「そっか・・・。」
私は言った。初めて人に、高野くんが好きだってことを言ったんだ。
「私もね、今、好きな人いるの。その人ね、同じクラブなのね。今度、練習見に来てくれる?」
「えぇ? でも、私・・・クラブ違うよ?」
「いいよ、平気だよ。」
「うん、分かった。」
「時岡って知ってる?」
「ときおか?」
「うん、その人なの。好きな人。」
時岡理くん、6組の長距離の陸上部員だそうで、私の全く知らない人だった。
それから二人で、ブランコを漕ぎながら、お互いの好きな人について語り合った。
これから、お互いの恋が辛く、そして、色んな意味で苦労していくなんて思ってもみなかった。
それからというものの、私は洋子さんに無視されるようになった。しかも、洋子さんの友達とかにも。はっきり言って確信したのだった。
洋子さんは、高野くんが好き。私のライバルなんだ。って。
明日香ちゃんや、さっちゃんは相変わらず、清水くんに会いに行ったりしてる。私と、若葉ちゃんは急速に仲良くなっていった。
「未来に今日、聞いて欲しいことあるの。」
休日、家に若葉ちゃんから電話が掛かってきた。急いで校門の前に行くと、私服の若葉ちゃんが待っていた。
「聞いて欲しいことって・・何?」
春風の吹く公園のベンチで私達は会話を始める。
「あのさ・・・この前の明日香の告白聞いてさ、なんか凄いなって思ったのね。」
「うん。」
「未来もいるんでしょ? 好きな人。」
「・・・うん。」
「私、なんとなくだけど分かっちゃったよ。2組の高野でしょ?」
「・・・。」
私は、躊躇った。気付かれてたって言うことに対して。まだ友達になって1週間の若葉ちゃんは気付いた。でも・・・
「うん、そうだよ。」
「そっか・・・。」
私は言った。初めて人に、高野くんが好きだってことを言ったんだ。
「私もね、今、好きな人いるの。その人ね、同じクラブなのね。今度、練習見に来てくれる?」
「えぇ? でも、私・・・クラブ違うよ?」
「いいよ、平気だよ。」
「うん、分かった。」
「時岡って知ってる?」
「ときおか?」
「うん、その人なの。好きな人。」
時岡理くん、6組の長距離の陸上部員だそうで、私の全く知らない人だった。
それから二人で、ブランコを漕ぎながら、お互いの好きな人について語り合った。
これから、お互いの恋が辛く、そして、色んな意味で苦労していくなんて思ってもみなかった。
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