じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年4月14日23、体内分裂?
「もぉ、幸子なんて知らないっ!! いつまでも、グチグチしてなっ!」
「こっちだって明日香なんて知らないからっ!!」
放課後の教室に響き渡った、明日香ちゃんとさっちゃんの声。
さっちゃんは自分のバックを背負って、教室を飛び出た。
「幸子っ!!」
若葉ちゃんは、さっちゃんの後を追った。
さっきから二人が言い争いをしていた。でも、私と若葉ちゃんは口出しできなかったんだ。
「明日香ちゃん・・」
私は、明日香ちゃんに近づく。
「未来、ごめん。。。」
「ううん、気にしないで。」
「どうして、同じ人なんか好きになっちゃったんだろうね。私、幸子に好きになって、すぐ教えたんだよね。。親友だから、でも、それから少しして、幸子に「私もあの人が好き」って言われた時・・カッときた。」
「明日香ちゃん・・」
辛いよね・・分かるよ、私。
私も、なんで洋子さんと好きな人が同じなんだろう・・・。
私は、明日香ちゃんと一緒に帰った。
でも、何を声掛けていいのか分からなかった。
「好きな人が、いるとさぁ・・・なんていうの、ホントは、あぁしたい、こぅしたいってあるのに・・実際に出来なかったら苦しいよね。」
「うん、、明日香ちゃん。」
「なんか体内で自分が分裂してる気分になる。強気な私と、弱気な私。どっちも私なのに・・なんでだろうね。」
「明日香ちゃん・・・」
心は思ってることどうりには動かせない。簡単じゃない。苦しい。
私も、明日香ちゃんも悩んでる。。ずっと悩んでいる。
ホントは私だって泣きそうになるけど、我慢してる。強くなりたいから。でも・・どうしても心が痛くて・・・
そして・・運動会の予行の日になった。
私は、図書委員の仕事として、受付係を任された。若葉ちゃんは、陸上部だから、もちろん記録係で。
私の仕事は、来賓の方々を席まで案内するという係で、今日は予行なので、うちの学校の先生方を相手に練習をしました。お茶を出すのも、本番どうりにやった。
給湯室までポットにお湯を入れに行ったりしなきゃいけないので、大変だった。
給湯室でポットにお湯を入れて、戻ろうとした時に、洋子さんが目の前に現れた。
「椎名さん、練習あるって言ったでしょ?ダンスの。」
「えっ?」
「聞いてなかったの? 朝。」
「朝は、もう準備していたから、私、知らないよ。」
「ふざけるなよっ!!」
私の肩をドンと押して、私は地面に尻餅をつく形でグラウンドに座りこんだ。と、一緒にポットのお湯が少し零れて、私の足に掛かった。
「熱っ!!」
その様子を見た洋子さんが、私の手からポットを奪い、少しお湯を出して・・・
「これ、熱湯なんじゃなぁい?」
私は、ゴクン・・・。
唾を飲みこんだ。
洋子さんは、周りを確認して、そして笑った。
「コケて、ポットのお湯が零れて、ヤケドしました。 いい理由になるわね?」
私は、怖くて・・・後ずさりをした。
洋子さんはポットの栓を「開」にして、私の顔の方に傾けようとした。
「さよなら、あんたのその白い顔。」
もうダメだぁって思って目を瞑った。
「椎名っ!!!」
藤木くんの声がして私達に近づいた。
「長谷部、お前・・・そこまで、なんでするっ?? 同じ女だろぉ? どうして??」
「・・・。」
洋子さんは、藤木くんにポットを押し付け、逃げていった。
「椎名、平気??」
「しもちゃん・・・」
しもちゃんも近づいてきた。
「椎名? 何もされなかったか?」
「大丈夫・・。」
藤木くんは私の腕を引っ張って、私を立ち上がらせた。
「良かった、何もされなくて・・・椎名の顔にヤケドなんて・・」
藤木くんは私をギュッと抱き締めた。
「ちょっと・・藤木くん??」
「ホント良かった・・」
私は心が分裂した気分だった。
高野くんが好きなのに・・なんで・・今、私は、藤木くんに抱き締められてるんだろう・・・。
苦しいね、、
私は、どうしたらいいんだろう。
「もぉ、幸子なんて知らないっ!! いつまでも、グチグチしてなっ!」
「こっちだって明日香なんて知らないからっ!!」
放課後の教室に響き渡った、明日香ちゃんとさっちゃんの声。
さっちゃんは自分のバックを背負って、教室を飛び出た。
「幸子っ!!」
若葉ちゃんは、さっちゃんの後を追った。
さっきから二人が言い争いをしていた。でも、私と若葉ちゃんは口出しできなかったんだ。
「明日香ちゃん・・」
私は、明日香ちゃんに近づく。
「未来、ごめん。。。」
「ううん、気にしないで。」
「どうして、同じ人なんか好きになっちゃったんだろうね。私、幸子に好きになって、すぐ教えたんだよね。。親友だから、でも、それから少しして、幸子に「私もあの人が好き」って言われた時・・カッときた。」
「明日香ちゃん・・」
辛いよね・・分かるよ、私。
私も、なんで洋子さんと好きな人が同じなんだろう・・・。
私は、明日香ちゃんと一緒に帰った。
でも、何を声掛けていいのか分からなかった。
「好きな人が、いるとさぁ・・・なんていうの、ホントは、あぁしたい、こぅしたいってあるのに・・実際に出来なかったら苦しいよね。」
「うん、、明日香ちゃん。」
「なんか体内で自分が分裂してる気分になる。強気な私と、弱気な私。どっちも私なのに・・なんでだろうね。」
「明日香ちゃん・・・」
心は思ってることどうりには動かせない。簡単じゃない。苦しい。
私も、明日香ちゃんも悩んでる。。ずっと悩んでいる。
ホントは私だって泣きそうになるけど、我慢してる。強くなりたいから。でも・・どうしても心が痛くて・・・
そして・・運動会の予行の日になった。
私は、図書委員の仕事として、受付係を任された。若葉ちゃんは、陸上部だから、もちろん記録係で。
私の仕事は、来賓の方々を席まで案内するという係で、今日は予行なので、うちの学校の先生方を相手に練習をしました。お茶を出すのも、本番どうりにやった。
給湯室までポットにお湯を入れに行ったりしなきゃいけないので、大変だった。
給湯室でポットにお湯を入れて、戻ろうとした時に、洋子さんが目の前に現れた。
「椎名さん、練習あるって言ったでしょ?ダンスの。」
「えっ?」
「聞いてなかったの? 朝。」
「朝は、もう準備していたから、私、知らないよ。」
「ふざけるなよっ!!」
私の肩をドンと押して、私は地面に尻餅をつく形でグラウンドに座りこんだ。と、一緒にポットのお湯が少し零れて、私の足に掛かった。
「熱っ!!」
その様子を見た洋子さんが、私の手からポットを奪い、少しお湯を出して・・・
「これ、熱湯なんじゃなぁい?」
私は、ゴクン・・・。
唾を飲みこんだ。
洋子さんは、周りを確認して、そして笑った。
「コケて、ポットのお湯が零れて、ヤケドしました。 いい理由になるわね?」
私は、怖くて・・・後ずさりをした。
洋子さんはポットの栓を「開」にして、私の顔の方に傾けようとした。
「さよなら、あんたのその白い顔。」
もうダメだぁって思って目を瞑った。
「椎名っ!!!」
藤木くんの声がして私達に近づいた。
「長谷部、お前・・・そこまで、なんでするっ?? 同じ女だろぉ? どうして??」
「・・・。」
洋子さんは、藤木くんにポットを押し付け、逃げていった。
「椎名、平気??」
「しもちゃん・・・」
しもちゃんも近づいてきた。
「椎名? 何もされなかったか?」
「大丈夫・・。」
藤木くんは私の腕を引っ張って、私を立ち上がらせた。
「良かった、何もされなくて・・・椎名の顔にヤケドなんて・・」
藤木くんは私をギュッと抱き締めた。
「ちょっと・・藤木くん??」
「ホント良かった・・」
私は心が分裂した気分だった。
高野くんが好きなのに・・なんで・・今、私は、藤木くんに抱き締められてるんだろう・・・。
苦しいね、、
私は、どうしたらいいんだろう。
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