じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年4月24日25、運動会の思い。
そして、とうとう運動会が始まった。私は、ずっと専念してた。まるで何も考えないかのように受付の仕事をこなして、2年女子のダンスを終えて戻ると、お湯が足りないとのことで給湯室に走った。
すると、その途中で・・・
思いがけないことに高野くんが目の前から来たんだ。
そのまま、何も話さずに、目も合わさずに通りすぎようとした高野くんに。
「高野くんっ!」
私は大きな声を出した。
「なに?」
「私・・私。」
バカバカ。何を言おうとしたんだ私、呼びとめちゃって・・・。
「私、負けないから。洋子さんのイジメに負けないから、だから・・・」
でも。
「藤木と付き合ってるんだって? よかったな。じゃあ」
「ち・・ちがうっ!!」
そんな私の声にも動じないで、高野くんはそのまま1歩いっぽ歩き出した。
チガウのに・・私は、あなたが好きなだけなのよ。。
もう、どうすることもできないのかな・・・
大縄跳びも本番でも怖かった。クラス対抗リレー、私は足が遅いからって、早めになってた。
藤木くんが30番で走ってた。2組の30番が高野くんだったんだ。
二人とも、お互いを意識しながら走ってた。どうして?
私は、苦しかった。
結局、藤木くんが勝ったんだけど・・・
でも総合的には3組が優勝した。
そして、片付け。
図書委員は、受け付け場所など片付けてた。野球部は、テントを片付けてた。
「椎名さん!!」
あ、藤木くんに告白したいって言ってた女のコだ。
「なに?」
「あのさぁ、藤木くんを呼んでもらえるかな?」
「・・・うん。」
私は、躊躇わずに、藤木くんの肩を叩いて、彼女のとこに連れていった。
二人が中庭に行ったのを見届けて、私は仕事に戻った。
「椎名。」
「しもちゃん、ごめんごめん。」
「さっきのあのコ、藤木に告白したいって言ったんでしょ?」
「え?なんで分かったの?」
「ダメだよ、椎名。そういうのって、自分が辛くなるよ。苦しい時にだれかの幸せの手伝いって。」
その時。
さっきのコが泣き出して、校門を出ていった。
私と、しもちゃんは顔を見合わせた。
中庭から藤木くんが出てくる。
「椎名、ちょっと。」
そう言って、彼女と話してただろう中庭に今度は私と藤木くんが来た。
「こぉのーバカやロー!!!」
と、いきなし言われた。
「バカとは何よぉ!!」
「お前さ、素直になれ。俺は、どこにも行かないよ。もちろん、これからもお前とは友達だ。でも、人の幸せを望む前に、お前が幸せになれよな」
そう言って、若葉ちゃんが迎えにきてくれて一緒に帰った。
「未来、あのさ・・」
「なに?」
「運動会終わったら、すぐ合唱コンクールじゃない。」
「うん。」
「その前に私の陸上の秋の大会があるんだー。」
「へぇぇ、すごいねー。」
「未来、応援にきてくれないかな?」
「あ、うん、いいよー。」
「ほんと??」
「うん^^」
「時岡も出るからさ。見てあげてね!でも惚れちゃダメだよ」
「分かってるって」
私は、このまま、高野くんに誤解されたままになるのかな・・
そういう気持ちとは裏腹に笑顔でいられる自分が怖くなってった。
そして、とうとう運動会が始まった。私は、ずっと専念してた。まるで何も考えないかのように受付の仕事をこなして、2年女子のダンスを終えて戻ると、お湯が足りないとのことで給湯室に走った。
すると、その途中で・・・
思いがけないことに高野くんが目の前から来たんだ。
そのまま、何も話さずに、目も合わさずに通りすぎようとした高野くんに。
「高野くんっ!」
私は大きな声を出した。
「なに?」
「私・・私。」
バカバカ。何を言おうとしたんだ私、呼びとめちゃって・・・。
「私、負けないから。洋子さんのイジメに負けないから、だから・・・」
でも。
「藤木と付き合ってるんだって? よかったな。じゃあ」
「ち・・ちがうっ!!」
そんな私の声にも動じないで、高野くんはそのまま1歩いっぽ歩き出した。
チガウのに・・私は、あなたが好きなだけなのよ。。
もう、どうすることもできないのかな・・・
大縄跳びも本番でも怖かった。クラス対抗リレー、私は足が遅いからって、早めになってた。
藤木くんが30番で走ってた。2組の30番が高野くんだったんだ。
二人とも、お互いを意識しながら走ってた。どうして?
私は、苦しかった。
結局、藤木くんが勝ったんだけど・・・
でも総合的には3組が優勝した。
そして、片付け。
図書委員は、受け付け場所など片付けてた。野球部は、テントを片付けてた。
「椎名さん!!」
あ、藤木くんに告白したいって言ってた女のコだ。
「なに?」
「あのさぁ、藤木くんを呼んでもらえるかな?」
「・・・うん。」
私は、躊躇わずに、藤木くんの肩を叩いて、彼女のとこに連れていった。
二人が中庭に行ったのを見届けて、私は仕事に戻った。
「椎名。」
「しもちゃん、ごめんごめん。」
「さっきのあのコ、藤木に告白したいって言ったんでしょ?」
「え?なんで分かったの?」
「ダメだよ、椎名。そういうのって、自分が辛くなるよ。苦しい時にだれかの幸せの手伝いって。」
その時。
さっきのコが泣き出して、校門を出ていった。
私と、しもちゃんは顔を見合わせた。
中庭から藤木くんが出てくる。
「椎名、ちょっと。」
そう言って、彼女と話してただろう中庭に今度は私と藤木くんが来た。
「こぉのーバカやロー!!!」
と、いきなし言われた。
「バカとは何よぉ!!」
「お前さ、素直になれ。俺は、どこにも行かないよ。もちろん、これからもお前とは友達だ。でも、人の幸せを望む前に、お前が幸せになれよな」
そう言って、若葉ちゃんが迎えにきてくれて一緒に帰った。
「未来、あのさ・・」
「なに?」
「運動会終わったら、すぐ合唱コンクールじゃない。」
「うん。」
「その前に私の陸上の秋の大会があるんだー。」
「へぇぇ、すごいねー。」
「未来、応援にきてくれないかな?」
「あ、うん、いいよー。」
「ほんと??」
「うん^^」
「時岡も出るからさ。見てあげてね!でも惚れちゃダメだよ」
「分かってるって」
私は、このまま、高野くんに誤解されたままになるのかな・・
そういう気持ちとは裏腹に笑顔でいられる自分が怖くなってった。
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