じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年5月8日28、私が守る!
若葉ちゃんを支えながら、校舎に向かう。若葉ちゃんは震えてる。
校舎に近づいた時・・
「角田ー! 椎名ー! 頑張れよぉ!!!」
「角田、泣くんじゃないぞ!」
「椎名、角田を守ってやれよ!」
私は、声でピンときた。しもちゃんと、しもちゃんのクラスの友達のすーちゃんだって。
それから、私達は教室には行かなかった。北の女子トイレに行った。
若葉ちゃんは、なかなか顔をあげなかった。ずっと私の胸でシクシク泣いていた。
私は思ったんだ。若葉ちゃんを守るって。これから、どんなことが起きても、若葉ちゃんを守りたいって。
初めて授業をサボった。
先生にも、洋子さんにも、他のクラスのみんなにも会わせる顔がなかった。
でも、今、この状況はソプラノのリーダーである洋子さんにとって、都合の悪い状況になってると思った。
「未来ぃ・・ずっと、一緒にいてね?」
「えっ・・?」
「未来、大人になっても私と友達でいてね。」
「・・うん。」
私は、分からなかった。大人・・・いつになったら大人になるんだろう。
大人になるころ・・・私は、若葉ちゃんと友達でいれるかも不安だった。でも、いようと思った。
私は、若葉ちゃんを守るって。
「こんなトコにいた!!」
そう、明日香ちゃんと、さっちゃんがやってきた。
「もう、何やってるのよ? 井出先生、ビックリしてたよ?」
「そうそう。ビックリしてたよ。『真面目な角田さんと、椎名さんがどうしていないの?』って。」
「そうなんだ・・。」
「ホラ、もう放課後の練習終わっちゃったし、教室に戻ろう?」
「いやだ・・。」
そう、若葉ちゃんは答えた。
「じゃ、未来だけでも戻ろう。そして、若葉の分もバックとコート取りに行こう。」
「やだ。未来を連れてかないで!」
そう、若葉ちゃんは私の腕を引っ張った。
「分かったよ、未来と若葉の分持ってくるよ。」
そう言って、すぐに二人は私達のバックとコートを持ってきてくれた。
そのまま、下駄箱に向かった。
すると・・・
「椎名さーん、角田さーん!!!」
と、洋子さんの取り巻きの一部が来た。
「どこにいたの? 心配したよ?」
「洋子のことでしょー? 私らもウンザリしてたんだー。」
「一緒に頑張ろうよ!」
私と若葉ちゃんはキョトンとした。
え? なんで?
って想いが駆け巡った。
次の日から、私や若葉ちゃんは洋子さんと極力、会わないようにした。練習でも、話しは聞くけど、発言をしない。そんな感じに。
クラスの皆が気付いた。
私と、若葉ちゃんが洋子さんに集中攻撃をされてるってことを。
すると・・・クラスのほとんどの人は、洋子さんを「いやな人間」と見るようになっていった。
「角田や椎名をいじめるヤツだもんな、コイツ。」
などと、言う男のコもいた。
結果的に、洋子さん自体がクラスの人からいやな目で見られ出して・・・私達に何か言おうと来ても、途中でクラスの人が、
「また、いびるの?」
とか、野次を飛ばすようになって、だんだん・・・洋子さんは孤立化していった。
まだ、彼女の周りには取り巻きがいたけど、前ほどの人数では、なくなっていって・・・
そうして、イジメが消えていった。
若葉ちゃんを支えながら、校舎に向かう。若葉ちゃんは震えてる。
校舎に近づいた時・・
「角田ー! 椎名ー! 頑張れよぉ!!!」
「角田、泣くんじゃないぞ!」
「椎名、角田を守ってやれよ!」
私は、声でピンときた。しもちゃんと、しもちゃんのクラスの友達のすーちゃんだって。
それから、私達は教室には行かなかった。北の女子トイレに行った。
若葉ちゃんは、なかなか顔をあげなかった。ずっと私の胸でシクシク泣いていた。
私は思ったんだ。若葉ちゃんを守るって。これから、どんなことが起きても、若葉ちゃんを守りたいって。
初めて授業をサボった。
先生にも、洋子さんにも、他のクラスのみんなにも会わせる顔がなかった。
でも、今、この状況はソプラノのリーダーである洋子さんにとって、都合の悪い状況になってると思った。
「未来ぃ・・ずっと、一緒にいてね?」
「えっ・・?」
「未来、大人になっても私と友達でいてね。」
「・・うん。」
私は、分からなかった。大人・・・いつになったら大人になるんだろう。
大人になるころ・・・私は、若葉ちゃんと友達でいれるかも不安だった。でも、いようと思った。
私は、若葉ちゃんを守るって。
「こんなトコにいた!!」
そう、明日香ちゃんと、さっちゃんがやってきた。
「もう、何やってるのよ? 井出先生、ビックリしてたよ?」
「そうそう。ビックリしてたよ。『真面目な角田さんと、椎名さんがどうしていないの?』って。」
「そうなんだ・・。」
「ホラ、もう放課後の練習終わっちゃったし、教室に戻ろう?」
「いやだ・・。」
そう、若葉ちゃんは答えた。
「じゃ、未来だけでも戻ろう。そして、若葉の分もバックとコート取りに行こう。」
「やだ。未来を連れてかないで!」
そう、若葉ちゃんは私の腕を引っ張った。
「分かったよ、未来と若葉の分持ってくるよ。」
そう言って、すぐに二人は私達のバックとコートを持ってきてくれた。
そのまま、下駄箱に向かった。
すると・・・
「椎名さーん、角田さーん!!!」
と、洋子さんの取り巻きの一部が来た。
「どこにいたの? 心配したよ?」
「洋子のことでしょー? 私らもウンザリしてたんだー。」
「一緒に頑張ろうよ!」
私と若葉ちゃんはキョトンとした。
え? なんで?
って想いが駆け巡った。
次の日から、私や若葉ちゃんは洋子さんと極力、会わないようにした。練習でも、話しは聞くけど、発言をしない。そんな感じに。
クラスの皆が気付いた。
私と、若葉ちゃんが洋子さんに集中攻撃をされてるってことを。
すると・・・クラスのほとんどの人は、洋子さんを「いやな人間」と見るようになっていった。
「角田や椎名をいじめるヤツだもんな、コイツ。」
などと、言う男のコもいた。
結果的に、洋子さん自体がクラスの人からいやな目で見られ出して・・・私達に何か言おうと来ても、途中でクラスの人が、
「また、いびるの?」
とか、野次を飛ばすようになって、だんだん・・・洋子さんは孤立化していった。
まだ、彼女の周りには取り巻きがいたけど、前ほどの人数では、なくなっていって・・・
そうして、イジメが消えていった。
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