じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年5月12日29、私の予感。
そして、合唱コンクールは、結果的に4位になり、中学生活の折り返し地点まで来た。そろそろ受験に向けて勉強をしだす人、部活に燃える人、それぞれだった。
そして、今、私は若葉ちゃんの陸上の大会の応援を見終わったあとでした。
時岡くんとも仲良くなったし、もうイジメも無いし・・・残された私の思いは・・・
高野くん。
あれから全然話してない。廊下ですれ違っても、何もできない。高野くんが、ずっと遠い人に見え始めた。
私は、予感していた。
また、イヤなことが起こるって。
「椎名さぁーん。」
若葉ちゃんの陸上大会の帰り道、若葉ちゃんは、まだ部活があるらしく私一人で帰って行ったら、後ろから私を呼ぶ声がした。
鶴巻直子、その人だった。
いつの間にか、私と若葉ちゃんと、明日香ちゃんとさっちゃんの4人の仲の輪に入ってくるようになった人。
「あ、鶴巻さん。」
「椎名さんも角田さん達の大会見てたの?」
「うん。」
「角田さん、すごいよねぇ。女子400Mリレーのアンカーで、ぶっちぎりだったもんね。」
「鶴巻さんは、何で?」
「私? 私は好きな人を見に来たの。」
「好きな人・・?」
「野暮なこと聞かないでよぉー、秘密ね。短距離の金原寛之っているでしょ?」
金原寛之・・・時岡くんと同じクラスの人だ。
「うん。」
「その人ーvv」
「あっそ。。」
「あっそって、ひどぉーい。椎名さんは? 今日は、彼氏と一緒じゃないんだね?」
「だから、藤木くんは彼氏じゃないってばぁ!」
「そうなの?」
「そうなの!」
「じゃ、好きになってもいい?」
「へ??」
「私さー、金原も好きだけど、藤木も狙ってたんだよねー。」
「はっ??」
「応援してくれる??」
「ん???」
「ありがとー!! これから、未来ちゃんって呼ぶねー! 私の事も、直子でいいから!!」
そう言って、鮮やかに走って消えていった鶴巻さん。
鶴巻 直子の出現によって、私の周りが変わるなんて、たぶん予想は、ついていたけど・・・でも、あんなに凄いことが起きるなんて思ってもみなかった。
翌日、朝礼で若葉ちゃん達は表彰されていた。きらきら眩しい若葉ちゃん。それを、代表委員の目でにらむ洋子さんの姿を見たけど、そんなに気にしなかった。
後期が始まっていた。高野くんは、相変わらず代表委員を務めていて、ついに洋子さんも代表委員になった。
しかも、高野くんは、副委員長になった。
変わらず、多忙な生活をしてる。
私は、引き続き、しもちゃんと図書委員をしてた。本の整理をしながら、中庭でストレッチをする藤木くんにガッツしたり、中庭で走ってる若葉ちゃんを応援してた。
そんな平凡な日のさなか、明日香ちゃんが私達に言った。
「私、もう清水を諦める!」
皆、驚いた。一番、驚いたのは、親友であり、ライバルであった、さっちゃんだった。
清水くんが、荒れてきたのだ。前まであった、ほのぼの雰囲気から一転、不良っぽいスタイルになった。
他のクラスでも有名になり・・でも。
「ワイルドな人って、直子は好きだなぁ・・。」
そう鶴巻 直子だけは違っていた。
「直子は、清水くんみたいな人が好き!」
私達は、唖然。
直子は、とんでもないミーハー女だったのだ!!
そして、合唱コンクールは、結果的に4位になり、中学生活の折り返し地点まで来た。そろそろ受験に向けて勉強をしだす人、部活に燃える人、それぞれだった。
そして、今、私は若葉ちゃんの陸上の大会の応援を見終わったあとでした。
時岡くんとも仲良くなったし、もうイジメも無いし・・・残された私の思いは・・・
高野くん。
あれから全然話してない。廊下ですれ違っても、何もできない。高野くんが、ずっと遠い人に見え始めた。
私は、予感していた。
また、イヤなことが起こるって。
「椎名さぁーん。」
若葉ちゃんの陸上大会の帰り道、若葉ちゃんは、まだ部活があるらしく私一人で帰って行ったら、後ろから私を呼ぶ声がした。
鶴巻直子、その人だった。
いつの間にか、私と若葉ちゃんと、明日香ちゃんとさっちゃんの4人の仲の輪に入ってくるようになった人。
「あ、鶴巻さん。」
「椎名さんも角田さん達の大会見てたの?」
「うん。」
「角田さん、すごいよねぇ。女子400Mリレーのアンカーで、ぶっちぎりだったもんね。」
「鶴巻さんは、何で?」
「私? 私は好きな人を見に来たの。」
「好きな人・・?」
「野暮なこと聞かないでよぉー、秘密ね。短距離の金原寛之っているでしょ?」
金原寛之・・・時岡くんと同じクラスの人だ。
「うん。」
「その人ーvv」
「あっそ。。」
「あっそって、ひどぉーい。椎名さんは? 今日は、彼氏と一緒じゃないんだね?」
「だから、藤木くんは彼氏じゃないってばぁ!」
「そうなの?」
「そうなの!」
「じゃ、好きになってもいい?」
「へ??」
「私さー、金原も好きだけど、藤木も狙ってたんだよねー。」
「はっ??」
「応援してくれる??」
「ん???」
「ありがとー!! これから、未来ちゃんって呼ぶねー! 私の事も、直子でいいから!!」
そう言って、鮮やかに走って消えていった鶴巻さん。
鶴巻 直子の出現によって、私の周りが変わるなんて、たぶん予想は、ついていたけど・・・でも、あんなに凄いことが起きるなんて思ってもみなかった。
翌日、朝礼で若葉ちゃん達は表彰されていた。きらきら眩しい若葉ちゃん。それを、代表委員の目でにらむ洋子さんの姿を見たけど、そんなに気にしなかった。
後期が始まっていた。高野くんは、相変わらず代表委員を務めていて、ついに洋子さんも代表委員になった。
しかも、高野くんは、副委員長になった。
変わらず、多忙な生活をしてる。
私は、引き続き、しもちゃんと図書委員をしてた。本の整理をしながら、中庭でストレッチをする藤木くんにガッツしたり、中庭で走ってる若葉ちゃんを応援してた。
そんな平凡な日のさなか、明日香ちゃんが私達に言った。
「私、もう清水を諦める!」
皆、驚いた。一番、驚いたのは、親友であり、ライバルであった、さっちゃんだった。
清水くんが、荒れてきたのだ。前まであった、ほのぼの雰囲気から一転、不良っぽいスタイルになった。
他のクラスでも有名になり・・でも。
「ワイルドな人って、直子は好きだなぁ・・。」
そう鶴巻 直子だけは違っていた。
「直子は、清水くんみたいな人が好き!」
私達は、唖然。
直子は、とんでもないミーハー女だったのだ!!
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