じゅにあ はいすくーる めもりーず
2002年6月2日 31、スキー教室・初日。
直子は最強だった。私達はビックリ仰天するようなことを起こしたのがスキー教室だった。
「全員クラス毎に並べー」
今日からスキー教室。
期待と不安に苛まれる心。
「未来、あんたは体が弱いんだから無理しないのよぉ。」
そう、今日の出発前にお母さんに言われた。去年の臨海学校も、その5日くらい前に盲腸になったし・・お母さんやお父さんは心配してる。
「未来!!おはよー!」
低血圧の私に響く甲高い声で直子が飛びついてきた。
「うぅ・・・おはよ・・」
「なぁに、朝から厳しい顔してンのよっ!今日から親も先生も公認のお泊まり大会じゃないよ〜」
「はぁ??」
うにゅ。。ホント頭いたいや・・。
「未来、高野くんが来てないみたいだよ。」
ポソッと明日香ちゃんが教えてくれた。2組の先頭の代表委員を見てもいない。 どうして?
もうすぐ出発式始まっちゃうよ。
「すいません、遅れました。」
と、汗だくで高野くんが現れた。どうしたんだろう?
でも、話ができるわけじゃない。
そして、出発式の司会は、高野くんだった。汗を拭きながら話してる。
そして、各クラスのバスに乗り込むことに。
「椎名、お前平気か? すっげー青褪めてるぞ?」
と、藤木くんが言った。
「ん、大丈夫。」
「椎名。」
久し振りに聞く声がした。振り返ると、高野くんだった。
「えっ? あ・・高野くん。」
すごい久し振りで、どうしていいか分からなくて目が合わせられない。
「さっき、椎名の兄さんに会ってさ、お母さんに頼まれたらしくて、これ。」
高野くんの手から渡されたのは、乳酸菌の入ったお薬。体調が悪くなったりすると、いつもお母さんが飲みなさいってくれたのだった。
「じゃ・・」
「高野くんっ!」
「なに?」
「あ・・ありがとう。」
バスに乗りこみ、いざ、ベルデ武石。
途中のサービスエリアで、トイレ休憩があり、外の空気を吸う。
少しずつ、気持ちが軽くなってきた。
すると、直子の姿が消えた。
「あいつならほっとこう」
さっちゃんがそう言ったので、4人でバスに帰る。
出発間際、
「うわぁぁぁぁ!!!」
藤木くんが逃げるようにバスに乗り込んできた。
「藤木、もっと落ち付きなさい。」
井出先生が言う。
「椎名、鶴巻をなんとかしてくれよぉ!!」
「え?」
「やん!藤木くんたら恥ずかしがっちゃって!」
そう言いながら、直子がバスに乗ってきた。
「どうしたの?」
「ツーショット写真ありがとうね!ふ・じ・き・く・ん!」
あんぐり。。
直子は最強だ。
そしてベルデ武石に着くと、荷物の整理などして、いざスキー場へ。
白銀の世界が目の前に広がった。眩しくて、眩しくて。キラキラ輝く世界。
これからの3泊4日の生活で、私が、変わってくとは気付かないまま・・・私は、その1歩を踏み出してた。
直子は最強だった。私達はビックリ仰天するようなことを起こしたのがスキー教室だった。
「全員クラス毎に並べー」
今日からスキー教室。
期待と不安に苛まれる心。
「未来、あんたは体が弱いんだから無理しないのよぉ。」
そう、今日の出発前にお母さんに言われた。去年の臨海学校も、その5日くらい前に盲腸になったし・・お母さんやお父さんは心配してる。
「未来!!おはよー!」
低血圧の私に響く甲高い声で直子が飛びついてきた。
「うぅ・・・おはよ・・」
「なぁに、朝から厳しい顔してンのよっ!今日から親も先生も公認のお泊まり大会じゃないよ〜」
「はぁ??」
うにゅ。。ホント頭いたいや・・。
「未来、高野くんが来てないみたいだよ。」
ポソッと明日香ちゃんが教えてくれた。2組の先頭の代表委員を見てもいない。 どうして?
もうすぐ出発式始まっちゃうよ。
「すいません、遅れました。」
と、汗だくで高野くんが現れた。どうしたんだろう?
でも、話ができるわけじゃない。
そして、出発式の司会は、高野くんだった。汗を拭きながら話してる。
そして、各クラスのバスに乗り込むことに。
「椎名、お前平気か? すっげー青褪めてるぞ?」
と、藤木くんが言った。
「ん、大丈夫。」
「椎名。」
久し振りに聞く声がした。振り返ると、高野くんだった。
「えっ? あ・・高野くん。」
すごい久し振りで、どうしていいか分からなくて目が合わせられない。
「さっき、椎名の兄さんに会ってさ、お母さんに頼まれたらしくて、これ。」
高野くんの手から渡されたのは、乳酸菌の入ったお薬。体調が悪くなったりすると、いつもお母さんが飲みなさいってくれたのだった。
「じゃ・・」
「高野くんっ!」
「なに?」
「あ・・ありがとう。」
バスに乗りこみ、いざ、ベルデ武石。
途中のサービスエリアで、トイレ休憩があり、外の空気を吸う。
少しずつ、気持ちが軽くなってきた。
すると、直子の姿が消えた。
「あいつならほっとこう」
さっちゃんがそう言ったので、4人でバスに帰る。
出発間際、
「うわぁぁぁぁ!!!」
藤木くんが逃げるようにバスに乗り込んできた。
「藤木、もっと落ち付きなさい。」
井出先生が言う。
「椎名、鶴巻をなんとかしてくれよぉ!!」
「え?」
「やん!藤木くんたら恥ずかしがっちゃって!」
そう言いながら、直子がバスに乗ってきた。
「どうしたの?」
「ツーショット写真ありがとうね!ふ・じ・き・く・ん!」
あんぐり。。
直子は最強だ。
そしてベルデ武石に着くと、荷物の整理などして、いざスキー場へ。
白銀の世界が目の前に広がった。眩しくて、眩しくて。キラキラ輝く世界。
これからの3泊4日の生活で、私が、変わってくとは気付かないまま・・・私は、その1歩を踏み出してた。
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